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2007.08.08更新

特集:2007年新規認定4サイト・責任者インタビュー
(1)ソニーセミコンダクタ九州株式会社

    大分テクノロジーセンター(大分県国東市国東町小原)

 
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石井 正美 氏(大分TEC長)


 
-----ソニーさんでは、2005年の幸田テックに続くSEGES認定でしたが、海のそばで、森もあるすばらしい環境ですね。

 そうですね。わが社では初めての認定となりました。これがきっかけになって他への横展開につながれば喜ばしいことだと思います。
 以前、「ここは緑の森の中に工場が浮かんでいる」といわれたことがありますが、なによりもまずこうした瀬戸内海に面した国東半島の自然環境に恵まれていることに感謝しなければなりませんね。
 

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-----拝見しますと、ここの緑地には二つの特徴的な面があるようですね。海辺の森と、一般に開放された公園と…。

 そうなんです。まず森のほうですが、周辺はもともとから大きな木もありましたが、海に面した一帯は小竹の薮に覆われていて、足を踏み入れることもできない荒れた場所でした。そこでこれを整備し、ツワブキなど自然の植生も回復させ、巣箱をかけたりこどもが散歩できる遊歩道をつけ、明るい森になりました。ここまでするのには多くの人の大変な苦労がありました。
 伐採した竹をチッパーで砕いて、それをそのまま森の土に返したところ、たくさんのカブトムシが繁殖して、こどもたちに喜んでもらえたりと、予想外の成果もありました。
 

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-----どこでも手付かずのままにしておくのが良いと思いがちですが、里山など身近な森林を健やかに保つには、やはり人間が適度に手入れをしてやることも必要なのでしょうね。。公園のほうは、人間がつくるものですが…。

 敷地の一部に芝生を敷いたりベンチや遊具を設置したり、トイレをつくったりと、非常に大掛かりな仕事でしたが、できた公園には「ソニー潮の香公園」と名づけ、地域の皆さんへ常時開放しています。
 街の中というわけではないのに、月に3000人程度の利用者があり、幼稚園児がお弁当をもってきたり、地域の皆さんから感謝の声を頂けたりすることは、私たちの喜びです。当社には全従業員が参加する“燦活動”というボトムアップの活動があり、社内コミュニケーションの活性化やマナー・モラルの向上を目的に、ボランティア活動などを行なっていますが、こうした活動が花壇の手入れをはじめとする緑化活動を支えているといえます。

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↑ソニー潮の香公園、海が見渡せる位置に車イス用のテーブル。掲示板には“燦活動”の様子が掲示されている。

 
-----ほんとうに心地よい空間ができあがっていますが、この環境に恵まれた緑地を、今後はどのように発展させていくかですね。

 わたしどもの基本的な取り組みの精神としては、お金をかけて派手な仕掛けをするということではなく、あくまでも、そこにある自然とうまく調和していくことを第一としたいのです。敷地内には古墳もありますし、“仏の里”といわれる国東周辺の大切な古代遺跡も守りながら、自然調和型の緑地を発展させていきたいものです。そんな場所で世界最先端の技術がはぐくまれているのも、わたしたちの誇りなのです。

 

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 潮の香りと森の香りを同時に味わえ、懐の深さを感じさせる緑地でした。笹薮を切り拓いて「潮の香公園」にした際、チッパーで細かくした繊維をそのまま地面に撒いて堆肥化したところ、思いがけないほどたくさんのカブトムシが孵り、子どもたちが喜んだというエピソードに心を動かされました。木にも鳥にも人にも蟹にも配慮された森づくりに感心しきりでした。【葛城奈海】
 

(2007年7月13日収録)