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2007.08.08更新

第1回 丸田先生に聞く

SEGES(シージェス)の背景と、期待されること。

 このたびSEGESホームページのリニューアルにあたり、これまでSEGESになじみのない方、専門家や関係者ではない一般の方々にも、SEGESをご理解いただくための情報提供をすすめていくことになりました。その一環として、『この人に聞く』ではインタビューで、各方面のご専門の方々に、それぞれのお立場からのお話をお伺いしてまいります。
 第一回として、SEGESの発足の当初から、かかわっていただいている丸田先生に、お話をしていただきました。

丸田 頼一 氏

国立大学法人 千葉大学 名誉教授
SEGES評価委員長

 1938年生まれ。1969年東京大学大学院農学研究科博士課程修了。(社)環境情報科学センター理事長。杉並区教育委員長。農学博士。マスターオブランドスケープアーキテクチャー(MLA)。主な著書・共著に、環境都市計画事典(朝倉書店 2005)、環境緑化のすすめ(丸善 2001)、都市緑化計画論(丸善 1994)ほか。

丸田先生1
 

社会的責任や環境貢献の面から企業緑地を考え直す

 ……………………そもそも、この「社会・環境貢献緑地評価システム」にはどのような意義があり、それが求められるようになった社会的背景には、どのようなものがあったのでしょうか。
 

 最近では、日本でも企業の社会的責任(CSR=Corporate Social Responsibility)という言葉が、ごく普通に語られるようになりました。持続可能な社会へむけ、経済活動だけでなく、社会や環境に対しそれ相応の責任を持たなければならないという考え方です。
 つまり、企業は、自社のことだけではなく、地域社会の一員として、ひいては国内、世界の中での存在や立場を十分に考えて行動しなければならない時代になってきたわけです。
 そのひとつに、企業が持つ工場や事業所などの敷地で行われる「緑化による社会や環境への貢献」というテーマがあげられます。
 企業の緑地は、ただぼんやりとそこにあるわけでないのです。緑のもつ機能により周辺の社会や環境にいろいろな効果をもたらし貢献しているからです。
 一方で、企業の社会的行動には、第三者による評価が求められるようになってきています。自己満足でいくら「すばらしいことをしている」といってみてもなかなか世間の人々に理解されません。専門家による科学的・合理的な判断、評価により、はじめて社会に認められる、ということです。 

 これらの観点から、企業緑地というものの価値やそれが及ぼす社会・環境への貢献度を評価して、広く社会に認識してもらおうというのがSEGESの存在意義といえるでしょう。
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